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山を始めて二十数年・・・ここにきて山行記録をつけようと一念発起。どこまで登るかいつまで書けるか挑戦の日々。熱き57歳の山行記。
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8/6 晴れのち雨
朝は快晴となり早速外に出ればモンブラン脇の荒々しい氷河が陽に輝いていた。
出発8:05。約3時間で古都ベルンに着いた。バラ公園でベルンの街全体が見渡せた。ここはまさしく中世のヨーロッパだ。石畳とどっしりとした重い雰囲気の建物や塔が歴史を感じさせた。さすがにこの街は世界遺産となっていた。これは景観を何よりも重んじ、歴史や文化を大切にする国民性の表れである。京都や奈良の駅前を観れば日本では全く考えられない素晴らしい光景であった。
ベルンでは雨に濡れながらアインシュタインの家(Einstein-Haus)を探した。家といっても街の中心部にあり、アパートの2階の狭い1室であった。(1DKといったところか?)彼はここで24歳から3年間この家に住み勉強して、いろいろな素晴らしい論文を発表したという。寝室が勉強部屋となっており、彼は寝ていても思考が深く働いていたに違いない。天才とは本当に凄いものだ!暫くの間厳粛な気持ちとなった。
昼食後すぐにバスでシューピッツの美しいトウ―ン湖へ行き湖上遊覧を楽しみながらインターラーケン向かった。降雨が激しく甲板には出られなかったので、船内の窓越しから湖面に跳ねる雨だれを観ながら、ツアーの仲間と交流した。
インターラーケンで下船したらバスが待っており、免税店を覗いてからグリンデルワルドへ向かった。本来ならインターラーケンからはあの4158mのユングラウが見えるのだが、雨で見えなかった。
グリンデルワルド到着18:20。雨の中でも途中で見え隠れしていた黒く馬鹿でかい岩塊がアイガーだった。垂直に近い岩壁が悠然と構えて「取り付きたかったら、いつでもおいで」と云っているようだった。 そして目前に屹立している3970m峰を見上げていると何となく薄気味悪かった。

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プロフィール
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お茶の水博士
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男性
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1949/08/17
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